富山県の花「チューリップ」の魅力

富山県の魅力の一つに、県の花でもあるチューリップがあります。中でも砺波のチューリップといえば、春の観光スポットとしても有名です。
チューリップの球根出荷量が日本一の富山県。日本海側に面していて、ダムや立山連峰もあり、水と緑がとても豊富な地域なので、球根の生産環境にぴったりなのです。
富山独自の品種や新しい品種も次々に開発されていて、色も形もとてもたくさんの種類があります。チューリップといえば、赤や黄色などのビビットな色をイメージしますが、ピンクや薄紫、白など淡い色のものも人気です。育てるのは比較的簡単なので、ガーデニングにも最適とされています。

毎年、富山県砺波市では、4月下旬から「となみチューリップフェア」が開催されています。多彩な種類のチューリップが300万本以上咲き誇り、とても華やかです。なかでも2600平方メートル以上の大花壇があり、色とりどりのチューリップで地上絵が描かれています。他にも、イベントのシンボルとなる高さ21mのチューリップタワーにある展望スペースに登り、壮大な花壇を見渡すのも楽しみの一つです。

会場の一角ではワークショップも開催され、チューリップの花かごや押し花作りが体験できます。グッズや球根・花の販売もされているので、お土産や思い出の品にもなるでしょう。フェア期間外でも、すぐ近くにチューリップ専門の博物館「チューリップ色彩館」があり、年中チューリップを楽しむことができます。