豪雪地帯の富山だからこその魅力

富山といえば日本海に面していて、県全域が豪雪地帯に指定されるほど積雪が多く、山岳地帯は特に寒さが厳しいエリアです。
ここまで聞くと、雪が多いのか…、寒いのか…という思いから訪れるのに二の足を踏みそうですが、それでも訪れたいと思わせてくれる魅力が富山にはあります。

日本海から30kmほどの距離に立山連峰があります。日本海からの季節風により雨や雪が立山連峰に降り、そこに積もった雪はやがて雪解け水となります。その水が豊かな緑に浄化され、おいしい水となるのです。さらに、水がきれいな地域だからこそ、おいしい日本酒を作ることができます。そのため、たくさんの酒蔵があるのも富山の特徴の一つといえるでしょう。

立山連峰に降り積もった雪は、海の生き物にも良い影響を与えてくれます。富山湾には多くの種類の魚が生息しています。そこに立山連峰から豊富な栄養を含んだ水が流れ込み、海の生き物が育ちやすくなっているのです。
そのため、富山湾は「天然のいけす」とも呼ばれています。青白く幻想的に光るホタルイカや透き通るような透明さのシロエビは、その見た目の美しさから「海の宝石」とも言われるほどです。その他に、12月~2月に捕れる旬の脂がたっぷりとのったブリも有名です。

水がきれいなことでおいしい日本酒を作ることができ、おいしい食べ物を堪能できる富山県。そのきれいな水を作り出しているのは、降り積もる雪と、それを支える雄大な自然のおかげです。自然の恵みをふんだんに味わえるその理由を知れば、積雪が多くても寒くてもぜひとも訪れたいと思うことでしょう。